2008年3月16日日曜日

初登板も1軍へ一発合格 豊島

2日のオープン戦で高卒新人の豊島が1軍初マウンドを経験しただけでなく、一足飛びに開幕1軍切符を手にした。強心臓が売りの左腕は「信じられない。実感がわかない」。笑顔だったが驚きは隠せなかった。  七回、4番手で登板。オープン戦ながら1万6000人余りの観客の前に立ち、「2軍の教育リーグの試合より楽にできた。テンションが上がっていた」と、マウンドでは動揺するそぶりもみせなかった。  いきなり中村紀を迎え、内角の直球で三ゴロ。続く平田には四球を与えたが、続く2打者をそれぞれ右飛に仕留めた。だが、1軍初投球の21球は「直球で全然空振りが取れないし、ファウルで粘られた」と、課題を見つけた登板のはずだった。  ところが試合後、開幕1軍入りを意味する札幌行きを伝えられた。同じ左腕の山本が前日、結果を出せなかったためだが、梨田監督は春季キャンプ中、ブルペンで豊島の球を受け「いい球を持っている」と注目していた。梨田監督は「可能性にかけてみようかな、というものを持っている」と抜てきの理由を話した。吉井投手コーチは「真っすぐの制球と角度がいい」と評価した。  高卒ルーキーでは巨漢の中田に先んじて、小柄な左腕が開幕1軍ベンチに入る。この日の登板後「次は札幌ドームのマウンドに立ちたい」と語った18歳が、早くもその扉を開けるチャンスをつかんだ。

(北海道新聞より引用)

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